今回の記事では、塩の浄化力でパワーストーンを復活させる方法を解説します。パワーストーンの浄化に適した塩の種類や、塩に強い石・弱い石も早見表でご紹介。
本記事を読めば、適切なタイミングと方法で塩を使った浄化ができるようになります。最強の浄化方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
こんな人におすすめ
- パワーストーンに元気がない
- 何をしても石が濁ったまま…
- 浄化グッズのお清め方法がわからない
- なぜ、塩が浄化に良いのか気になる
- 浄化におすすめの塩の種類が知りたい
この記事の信頼性について
パワーストーン鑑定士・天然石鑑定士の資格をもつスピチル編集部が手掛けています。この2つの資格は、パワーストーンの取り扱いや鑑定などに関する基礎知識が合格水準を満たしていることを保証するものです。本記事は、インターネット上の情報をまとめただけの記事よりも信頼性は担保されています。詳しくは運営者プロフィールをご覧ください。
塩の浄化力でパワーストーンを復活させる方法
上の画像の通り、塩の浄化力でパワーストーンを復活させる方法は全3ステップ。誰でも簡単にできる単純な作業のみですが、いくつかのポイントがあります。
そこで以下では、浄化力アップのポイントとともに手順をひとつずつ解説します。
手順1.天然塩を小皿に盛り、石を埋める
まずは、陶器または木製の小皿に天然塩を盛りましょう。パワーストーンが塩の中にすっぽりと埋まったら、5~10分ほど放置します。
浄化に使用する塩の種類がわからない人は、以下の早見表から選んでください。
塩の種類 | 商品例 | 特徴 |
---|---|---|
海塩 | 天日海塩、雪塩、セルティックシーソルト、粟国の塩 | スーパーで入手可能。日本でも有名。 |
岩塩 | ヒマラヤ岩塩、イタリアンロックソルト、アルペンザンツ | KALDIなど輸入食品を扱うお店で入手可能な場合あり。欧米でポピュラー。 |
湖塩 | チベットソルト、デボラ湖塩、ウユニの塩、蒙古の塩 | 日本では入手困難。死海などが生産地。 |
天然塩は「自然塩」という別名で販売されていることもあります。お住まいの近くに神社があれば、社務所で「お清めの塩」を購入して代用しても◎。
精製・加工された塩は浄化に適さないので、使用は控えましょう。
手順2.石を取り出し、柔らかい布で拭く
続いて、浄化が終わったパワーストーンを塩の中から取り出します。メガネ拭きやガーゼなど、柔らかい布で丁寧に塩をふき取りましょう。
とくにおすすめの布は「鹿皮のクロス」。私が愛用しているのは、最高級の「キョン」という種類を使った以下の鹿皮です。
天然皮ならではの滑らかな手触りで、パワーストーンのツヤ出しにも重宝しています。
スマホの液晶画面やジュエリーのツヤだし効果もあるので、1枚持っておくと便利ですよ。
手順3.石に日光or月光を浴びせる
最後に、パワーストーンを日光浴または月光浴させましょう。太陽や月の光は、パワーストーンのエネルギーチャージに最適です。
日光浴は「朝日」が昇る午前中、月光浴は「新月もしくは満月の夜」に行なうのがおすすめ。パワーストーンに良質なエネルギーが伝わり、早めの復活が叶うはずです。
お手持ちの石が日光浴・月光浴のどちらに向くか、以下の記事で確認できます。
塩の浄化力は最強!
数ある浄化アイテムのなかでも、塩の浄化力は最強です。
塩で浄化したパワーストーンには「石本来のチカラ」と「プログラミングされた持ち主の願い」だけが残り、その他の雑多なエネルギーは完全に除去されます。
これを専門用語で「ゼロ浄化」といい、パワーストーンの初期化・リセット浄化を意味します。水晶クラスターやセージによる「チャージ浄化」とは対極の浄化方法です。
塩を浄化に使うのはなぜ?
浄化に塩が使われるようになったキッカケは、和銅5(712)年の『古事記』まで遡ります。詳しいエピソードからご紹介しますね。
国生みで知られる伊邪那岐命(イザナギノミコト)は、妻・伊邪那美神(イザナミノミコト)を亡くし、黄泉の国まで会いに行きます。
しかし、黄泉の国に到着した伊邪那岐命の前に現れたのは、醜く変わり果てた妻でした。伊邪那岐命は恐ろしさのあまり、一目散に逃げ帰ります。
そして、黄泉の国で体に付着した穢れを祓うために、海水で「禊(ミソギ)」をしたのでした。
エピソード内で登場する「禊」とは、身体を洗い清めることです。
日本の神様は海水を使って身体を清めたわけですが、海水には塩が含まれています。ここから、塩は神様も太鼓判を押す浄化アイテムとして浸透していったようです。
現在でも、塩は浄化に使われている
今も、浄化を目的として塩を使うシーンがたくさん見受けられます。
- 大相撲…土俵を清める目的で試合前に、力士は土俵に塩を撒く
- 地鎮祭…土地に根づく不浄の念を鎮めるために、盛り塩を供える
- ご葬儀…神道式の葬儀では、参列者全員に清め塩が配られる
- 墓参り…お参り後に塩を舐める、ご先祖様に盛り塩を供える
ほかにも、神社の社務所でお清めの塩が販売されていることがあります。
塩は、人・モノ・土地(場所)から生じるマイナスエネルギーにも対抗できる、万能な天然資源。非常に強力な浄化効果をもつ塩だからこそ、パワーストーンのゼロ浄化も可能なのです。
【注意】塩に弱いパワーストーンもある
最強の浄化力をもつ塩ですが、相性の悪いパワーストーンもあります。
ヒビやキズの付いたパワーストーンに塩を使った浄化はNGです。また、パワーストーンに自浄作用がある場合も、基本的に浄化は必要ありません。
以下では、塩による浄化ができるパワーストーンのみを一覧でご紹介しています。自浄作用のある石には「★」マークを付けているので、あわせて確認しましょう。
塩に弱いパワーストーンは別の方法で浄化しよう
上記の一覧にないパワーストーンは、塩による浄化に対応できません。
以下を参考に適切な方法で浄化してあげましょう。浄化方法の名前をタップすると、くわしい浄化手順を解説した記事をご覧になれます。
塩以外の浄化方法 | おすすめアイテム |
---|---|
セージ | パワーストーンアクセサリー(ブレスレットや革紐のストラップなど) |
水晶さざれ石 | 原石or衝撃に弱い・割れやすいパワーストーン |
水晶クラスター | パワーストーンのピアスor紛失しやすい天然石入りの小物 |
パワーストーンの塩浄化にまつわるQ&A
最後に、パワーストーンの塩浄化に関する素朴な疑問にお答えします。
塩によるパワーストーンの浄化はいつやるべき?
塩には、パワーストーンのゼロ浄化(リセット、初期化)効果があります。そのため、何をしても石が濁る・輝きが戻らないときが塩浄化に最適なタイミングです。
塩による浄化は頻繁に行なう必要はなく、パワーストーンのスペシャルケアと考えましょう。
パワーストーンを塩で浄化した後にやることは?
塩で浄化した後のパワーストーンには、再度プログラミングを行ないましょう。ここでいうプログラミングとは、あなたの願いをもう一度パワーストーンに伝え直す作業を指します。
パワーストーンに触れた状態で、願いを頭の中でイメージするだけでOKです。
塩水を代用してパワーストーンを浄化してもいいの?
パワーストーンの浄化に塩水を代用しても問題ありません。塩水でも同様に「ゼロ浄化(=リセット、初期化)」の効果が得られます。
ただし、塩水に弱いパワーストーンもあるので注意が必要です。
パワーストーンの浄化に「伯方の塩」は使える?
「伯方の塩」は天然塩に含まれるので、パワーストーンの浄化に使えます。
一方、精製塩のような人工的に加工されたものは避けましょう。人手が加えられた塩は、生産者のエネルギーが含まれています。
マイナスエネルギーが含まれていた場合にパワーストーンに悪影響を及ぼす可能性があるので、浄化に使うことはおすすめできません。
パワーストーンアクセサリーの塩浄化はどうすべき?
パワーストーンブレスレットのゴム部分やピアス・ペンダントの金属部分は、塩に直接触れることで劣化する恐れがあります。
そのため、パワーストーンアクセサリーを塩で浄化する際は、間にラップを敷きましょう。
まとめ
- 塩はパワーストーンのゼロ浄化(リセット)に効果的
- 塩浄化のめやす時間は5~10分
- 浄化に使う塩は天然塩(自然塩)を選ぼう
- 塩に弱いパワーストーンは別の方法で浄化しよう
- 塩浄化後のパワーストーンには再度願いを伝えよう